2026年5月の全米プロゴルフ選手権で、ローリー・マキロイ選手がトータル4アンダー・T7フィニッシュという結果を残しました。4月のマスターズで連覇を達成したマキロイ選手にとって、年間4大メジャーすべてを制する「カレンダーグランドスラム」挑戦の舞台でしたが、アロニミンクGCで初日74の大不振から立ち直りきれず、夢の達成は来年以降に持ち越しとなりました。
2026年シーズン中、マキロイ選手は全クラブ・ボールをテーラーメイドで統一した完全統一型のセッティングで戦っています。注目すべきは、シーズン序盤に試みた「P7CBキャビティバックアイロン実験」を諦めて「RORS PROTO」に復帰した経緯。ゴルフ歴20年のふうまが100切りゴルファー目線で、マキロイ選手のクラブセッティング全14本と、アイアン物語の背景まで徹底解説します。3日目に見せた6番ホール315ヤード超のドライブショットを支えたQi4Dドライバーの真価まで、トッププロのギア選びには100切りゴルファーにも参考になる学びが詰まっています。
この記事で分かること
- マキロイの2026年シーズン クラブセッティング全14本
- 「P7CBキャビティ実験→RORS PROTO復帰」というアイアン物語
- 100切りゴルファーが参考にできるクラブ選びのヒント

マキロイ選手って、全米プロでT7位だったけど、どんなクラブを使っているの?

2026年シーズン中は全クラブ・ボールをテーラーメイドで統一した完全統一型を貫いているよ。
ドライバーは最新のQi4D、3Wと5WもQi4Dで統一、アイアンはP760(4番)+RORS PROTO(5-9番)の混在セッティング。
ウェッジはMG5を4本、パターはSpider Tour Xという構成。
注目したいのは、シーズン序盤に試したP7CBキャビティバックを諦めてRORS PROTOに戻したエピソードだね。

キャビティバックを諦めた話、もっと聞きたい

2025年12月にオーストラリアンOPでP7CBキャビティバックに挑戦し、2026年1月のドバイでフルセット採用したけど、2月のペブルビーチ前に「That experiment’s over(実験は終わり)」とRORS PROTOに復帰した
理由は「キャビティバックには右に流れる傾向があって、ニュートラルな弾道を打つためのスイングをしても右にテールオフしてしまった」とマキロイ選手本人が説明している。
結果としてそのRORS PROTOでマスターズ連覇を達成し、全米プロでも継続使用したけどT7フィニッシュだった。
シェフラー選手、JT選手、アーロン・ライ選手のクラブセッティングも下記で記事にしているから、是非見て
◆【2026マスターズ】スコッティ・シェフラーのクラブセッティング
◆【2026年全米プロ優勝】アーロン・ライのクラブセッティング
◆【2026年全米プロ2位T】ジャスティン・トーマスのクラブセッティング
マキロイの2026年シーズン クラブセッティング全14本

マキロイ選手のバッグは「全クラブ・ボールがテーラーメイド製」という完全統一セッティング
ドライバー・3W・5WすべてQi4Dで揃えるという、ウッド類完全統一が2026年シーズンの最大の特徴
アイアンは「4番だけP760キャビティ+5-9番RORS PROTO」の混在セッティングで、これは「ロングアイアンには寛容性、ミドル-ショートアイアンには操作性」という賢い使い分けだよ
シーズン序盤にはこのP760だけでなく5-9番もP7CBキャビティバックに変える「実験」をしたけど、最終的にRORS PROTOに復帰してマスターズ連覇を達成したストーリーがある
マキロイ選手の全米プロラウンド動画
2026年全米プロ・大会経過の振り返り
| ラウンド | スコア | TODAY | ハイライト |
|---|---|---|---|
| 1日目 | 74 | +4 | ドライバー大不振・5フェアウェイのみ・ラスト4連続ボギー |
| 2日目 | 67 | -3 | ボギーフリーで挽回 |
| 3日目 | 66 | -4 | 6番ホール315ヤード超のドライブで2オン・105位から共同首位へ浮上 |
| 4日目 | 69 | -1 | カレンダーグランドスラム断念 |
| 合計 | 276 | -4 | T7位フィニッシュ |

マキロイ選手は初日74の大不振から、2日目以降の挽回でT7位までは追い上げた
「初日に5フェアウェイしかキープできなかった」というのはマキロイ選手にとって異例の出来事で、本人も「ドライバーが言うことを聞いてくれない」とコメントしていたよ。
それでも3日目に105位から共同首位までスコアを伸ばし、6番ホール(397ヤード パー4)で315ヤード超のドライブを放って2オン成功という、世界No.2の底力を見せたのが印象的だ。
最終日も69で締めて、カレンダーグランドスラム挑戦は来年以降に持ち越しになった。
ドライバー:TaylorMade Qi4D(9°)

- 2025年11月のHSBC Abu Dhabiから採用 → Qi10からQi4Dへ更新した最新ドライバー
- 9°ロフトを使用 → 強弾道で風に負けない弾道を実現
- フジクラ ベンタス ブラック 6X → 重め×硬めのシャフトで方向性と飛距離を両立

マキロイ選手のQi4Dドライバーは「カーボンフェース+8インチロール」の最新設計が特徴
2025年11月にHSBC Abu Dhabiで投入してから、マスターズ連覇・全米プロT7と主力ドライバーとして活躍中
初日は74と大不振だったけど、3日目の6番ホール(397ヤード パー4)で315ヤード超のドライブを放って2オンを成功させたショットは、Qi4Dの破壊力を世界に見せつけた瞬間だよ
ふうまはジニコDERA MAX07D5Xを使っているけど、Qi4Dは試打した時にカーボンフェースの「弾き感」が独特で、初速が明らかに上がる感覚があった
100切りゴルファーには10.5°がおすすめで、マキロイ選手の9°のような低ロフトはミスショットを増やすので避けてほしい
フェアウェイウッド:Qi4D(3W・5W両方)


- 3W・5WともにQi4Dを採用 → ウッド類完全統一の徹底ぶり
- 2026年1月のAbu Dhabiから両方更新 → 前作Qi10を完全卒業
- ベンタス ブラック 8X(3W)・9X(5W)でシャフト統一 → ドライバーと同シリーズで振り感を揃える

マキロイ選手は2026年シーズンに3W・5WともにQi4Dへ統一した
これはドライバーQi4Dとセットで「ウッド類のクラブ間フィーリングを完全に揃える」という哲学
シャフトもベンタス ブラック8X(3W)と9X(5W)でドライバーの6Xと同シリーズ、振り感の連続性を最重視している
ふうまはピン425・ピンツアー85Xを使っているけど、トッププロでも「ウッドのシャフトを同シリーズで揃える」というのはとても参考になる
100切りを目指す段階でも、「ウッドのシャフトを同じシリーズで揃える」だけでクラブ間の距離感が安定してスコアアップに直結することがあるよ
クラブセット全体の組み立てはまず100切りに必要なクラブセットの選び方で全体像を掴むのがおすすめ
アイアン:P760(4番)+RORS PROTO(5〜9番)🔥キャビティ実験のストーリー


- 2026年シーズン序盤にP7CBキャビティバック実験を実施 → ドバイでT3も「右に流れる」感覚で違和感
- 2026年2月ペブルビーチ前にRORS PROTOに復帰 → 「That experiment’s over(実験は終わり)」
- そのRORS PROTOでマスターズ連覇を達成 → 「変える勇気と戻す勇気」の両方を持つ柔軟性
- 4番のみP760キャビティを維持 → ロングアイアンは寛容性、ミドル-ショートは操作性

マキロイ選手のアイアン物語は2026年シーズンの最も興味深いエピソードのひとつ
2025年12月のオーストラリアンOPでP7CBキャビティバックを5-9番に投入し、2026年1月のドバイ・インビテーショナルではフルセットでT3を獲得
ただしマキロイ本人は「キャビティバックは右に流れる傾向があって、ニュートラルな弾道を打つためのスイングをしても右にテールオフしてしまった」と違和感を吐露
ドバイ・デザートクラシックでT33と成績が落ちた後、2026年2月のペブルビーチ前に「That experiment’s over」と宣言してRORS PROTOに復帰した
そして同年4月のマスターズで連覇を達成、全米プロでも継続使用してT7
「クラブを変える勇気」と「戻す勇気」の両方を持てるマキロイ選手の柔軟性は、100切りを目指すゴルファーにも本当に参考になるよ
4番だけP760キャビティを維持しているのも、「ロングアイアンには寛容性、ミドル以下は操作性」という賢い使い分け
ふうまはスリクソンZX5 Mk II・モーダス120Sを使っているけど、「自分に合うクラブが何かを見極める姿勢」はマキロイ選手から学べる
▶ アイアンのシャフト選び詳細はこちらで解説しています。
ウェッジ:TaylorMade MG5(4本体制・60°→61°ベンド)

- 46・50・54・60度(→61°にベンド)の4本体制 → 4度刻みの完璧なロフト構成+微調整
- MG5はテーラーメイド最新ウェッジ → 2025年アムジェン・アイリッシュOPからMG4→MG5に更新
- 60°だけ61°にベンドする調整 → アプローチでの最後の1度を自分の距離感に合わせる

マキロイ選手のウェッジは46-50-54-60度(→61°)という4本体制
特徴的なのは60°のロブウェッジを「61°にベンド」する1度の微調整
これは「60°だと自分の距離感より少し飛びすぎる」「ロブショットの高さをもう少し出したい」というプロならではのこだわり
JT選手も同じく0.5度単位でロフト調整しているけど、トッププロは皆「市販品のロフトを自分用に微調整」している
ふうまはアイアンとウェッジのシャフトをモーダスで統一しているけど、「ウェッジは自分の距離感に合わせて調整する」という発想は100切りを目指す段階でも応用できる
MG5は最新ウェッジでスピン性能が向上しているけど、トッププロの選択は上級者向けで、100切りを目指す段階ではバウンス角が大きいクリーブランドCBZなどの方がミスに強くておすすめだよ
▶ ボーケイSM11との比較や、初心者向けウェッジの詳細解説はこちらで詳しく説明しています。
パター:TaylorMade Spider Tour X

- マレット型の高慣性モーメント設計 → 4日間のメジャーで安定したストロークを支える
- 2025・2026年のマスターズ連覇でも使用 → マキロイ選手の長期信頼パター
- シェフラー選手も同シリーズを採用 → 世界No.1・No.2が信頼する実績モデル

マキロイ選手のSpider Tour Xは、シェフラー選手にも勧めたという話があるほどの信頼度
実際にシェフラー選手もSpider Tour Xで世界No.1を維持しているんだから、間違いない実績だよ
ふうまはクロスパット・アームスゲインを使っているけど、Spider Tour Xはマレット型特有のフェース向きの安定感が抜群で、ストロークが直線的な人ほど恩恵を感じやすい
JT選手が新パターのPhantom 9.5Rに変えてシーズン中3回パターを変更したのと対照的に、マキロイ選手はSpider Tour Xを長年使い続ける安定型
世界トッププロが揃って選ぶマレット型パターには、それなりの理由があるね
▶ Spider Tour Xの詳細解説はこちらで詳しく説明しています。
ボール:TaylorMade TP5(2026年モデル)

- 2026年シーズンから新作TP5を採用 → 「全弾道が1°低めで安定」とマキロイ本人がコメント
- 5レイヤー構造 → 高弾道・高スピン性能で全米プロのタフなグリーンにも対応
- 市販品で購入可能 → マキロイと同じボールでプレーできる

マキロイ選手は2026年シーズンから新作TP5に変更した
マキロイ本人のコメントによると「全弾道が1°低めで安定し、スピン量はほぼ同じ、ドライバーで少しスピードが上がった」とのこと
シェフラー選手はPro V1、JTはPro V1x、ライ選手はPro V1、マキロイ選手はTP5と、トッププロでもボール選びは好みが分かれる
ふうまはタイトリストV1Xを使っているけど、TP5は試打した時にアイアンのスピン量が増えて、グリーン周りでの止まり方が良くなった印象がある
1ダース数千円と高めだけど、ここぞのラウンドで使う価値はあるよ
100切りゴルファーが参考にできる3つのポイント
ポイント1:変える勇気と戻す勇気(P7CB実験→RORS PROTO復帰)
マキロイ選手は2025年12月にキャビティバック「P7CB」を試し、2026年2月に「RORS PROTO」に戻した。「変える勇気」と「戻す勇気」の両方を持つことが大切で、100切りゴルファーも「これは合わない」と感じたら正直に戻す柔軟性を持ってほしい。クラブ選びに正解はなく、自分に合うかどうかを最優先にすべきだよ。
ポイント2:ブランド統一の力(全14本テーラーメイド)
マキロイ選手は全クラブ・ボールをテーラーメイドで統一している。「シャフトの振り感」「ヘッドの感覚」を統一することで、クラブ間のフィーリングのブレを最小化できる効果がある。100切りゴルファーも、信頼しているブランドが1つあれば、まずはそのブランドの中で全クラブを揃えるのも選択肢の一つだよ。
ポイント3:苦手番手を寛容性で補う(4番だけP760キャビティ)
マキロイ選手のような世界トッププロでも、4番アイアンだけはP760キャビティを使っている。「難しい番手はやさしいクラブで補う」という発想は、100切りを目指すゴルファーに最も有効。4番・5番アイアンが苦手なら、迷わずUTやハイブリッドに置き換えてしまった方がスコアは安定するよ。

マキロイ選手のセッティングから学べる最大のポイントは「変える勇気と戻す勇気の両方を持つ柔軟性」だよ
シーズン序盤のP7CBキャビティバック実験は失敗だったけど、それを認めてRORS PROTOに復帰した判断が、結果としてマスターズ連覇につながった
100切りを目指すゴルファーも、「最新クラブが必ずしも正解ではない」「自分に合うクラブを見極める」という姿勢を大切にしてほしい
よくある質問
Q. TaylorMade Qi4Dドライバーは100切りゴルファーに向いていますか?
向いています。Qi4Dは高慣性モーメント設計でミスヒットへの寛容性が高く、ヘッドスピード40m/s以上のゴルファーに恩恵があります。ただしマキロイ選手の9°は強弾道狙いで、一般ゴルファーは10.5°を選ぶのがおすすめです。シャフトもベンタス ブラック 6Xは硬すぎるので、SまたはR表記のシャフトから始めてください。
Q. RORS PROTOアイアンは市販されていますか?P7CBの方がいいですか?
RORS PROTOは原則として市販されていません。マキロイ選手専用のテーラーメイドプロトタイプモデルです。一方、P7CBは市販されており、より寛容性が高いキャビティバックモデル。マキロイ選手はP7CBに「右に流れる傾向」を感じてRORS PROTOに戻しましたが、100切りを目指す段階ではP7CBやP790、P7MBの方が寛容性が高くておすすめです。マッスルバックのRORS PROTO系統は上級者向けです。
Q. TaylorMade MG5ウェッジは100切りゴルファーに向いていますか?
スピン性能と操作性に優れたモデルで、100切り直前〜90台のゴルファーには十分対応できます。ただし100切りを目指す段階では、バウンス角が大きく寛容性の高いモデル(クリーブランドCBZなど)の方がミスに強くておすすめです。MG5はスキルが上がってきた段階で試すのが良いでしょう。
まとめ
- ドライバーはQi4D(9°)、FW(3W・5W)もQi4Dで完全統一、ウッド類のフィーリングを揃える
- シーズン序盤にP7CBキャビティバック実験を行い、2月にRORS PROTOへ復帰してマスターズ連覇を達成
- アイアンはP760(4番)+RORS PROTO(5-9番)の混在セッティングで番手別に最適化
- ウェッジはMG5 4本体制(46/50/54/60°→61°ベンド)の独自カスタマイズ
- パターはSpider Tour X、ボールは2026年新作TP5で完全テーラーメイド統一
- 全米プロは初日74の大不振から立ち直りT7位フィニッシュ、カレンダーグランドスラム挑戦は来年以降に持ち越し
- 100切りへの3大ヒント:変える勇気と戻す勇気・ブランド統一の力・苦手番手は寛容性で補う

2026年全米プロでマキロイ選手はT7位に終わり、カレンダーグランドスラム達成は来年以降に持ち越しになった
でも、初日74の大不振から立ち直って3日目に伝説の6番ホールドライブを見せた姿は、世界No.2の底力を感じる4日間だったよ
2026年シーズン序盤のキャビティバック実験からRORS PROTOへの復帰、そしてマスターズ連覇という流れは、「自分に合うクラブを見極める柔軟性」という大切な哲学を100切りを目指すゴルファーにも教えてくれる
全英オープン・全米オープンでのマキロイ選手の再挑戦が楽しみだ
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