2026年4月のマスターズ・トーナメントで、スコッティ・シェフラー選手がロリー・マキロイ選手に僅差で敗れ2位という結果を残しました。
2026年マスターズでシェフラー選手が使用したクラブセッティング全14本を、ゴルフ歴20年のふうまが100 切りゴルファー目線で徹底解説します。テーラーメイド契約でありながらウェッジとボールはタイトリストを貫くスタイルに込められた考え方は、アマチュアのクラブ選びにも大切なヒントを与えてくれます。
この記事で分かること
- シェフラーの2026年マスターズ クラブセッティング全 14 本
- テーラーメイド契約でも「他メーカーを使う理由」
- 100切りゴルファーが参考にできるクラブ選びのヒント

シェフラー選手って、マキロイ選手と同じテーラーメイドなの?UTは松山選手が使っているスリクソンを使っているんだ。セッティングって似てるの?

大きな違いはウェッジとボール。シェフラー選手はテーラーメイド契約でもウェッジはタイトリスト ボーケイSM8、ボールはタイトリストPro V1を使い続けているよ。マキロイ選手とは道具選びの基準が微妙に違うのかもね。
◆【マスターズ連覇】マキロイ選手のクラブセッティング
◆【2026マスターズ】松山英樹のクラブセッティング
で記事にしているから、ぜひ確認してみて。

なんでメーカーを混ぜるの?契約があるのに許されるの?

プロの世界では契約外の道具を使う選手は珍しくない。それだけシェフラー選手にとってボーケイとPro V1への信頼が絶大ということなんじゃないかな。「自分の感覚を最優先する」というスタンスは、100切りを目指すアマチュアにも参考になる考え方だと思うよ。
2026年マスターズ クラブセッティング全 14 本

ドライバーとFWはテーラーメイドQi10で統一しつつ、7WだけQi4Dという最新モデルを採用しているのが面白いね。UTはスリクソZU85を 2 本入れてロングアイアン帯をカバーするという、コースマネジメントを意識したセッティングにしてると思う。2024年以降の16勝すべてをSpider Tour Xで達成しているパターへの信頼感も、このセッティングから伝わってくる。
ドライバー:TaylorMade Qi10(8°)

- Qi4Dからあえて戻したQi10 → 2026年シーズン当初はQi4Dに変更するも、自分の感覚を優先してQi10に出戻り。道具への正直さが世界No.1の強さの源
- 8°という低ロフト設定 → 強弾道でオーガスタの長いフェアウェイを攻略する戦略的選択
- Ventus Black 7 X → 重め×硬めのシャフトで、高いヘッドスピードをしっかり受け止める

最新モデルのQi4Dを試したのに結局Qi10に戻したという話は、「新しければ良い」ではないことを世界No.1が証明している。ふうま自身も試打で新モデルより旧モデルの方が合った経験があるが、シェフラーのこのエピソードを知ってから「今使っているクラブで満足できているなら変える必要はない」という考えが一層強くなったよ
フェアウェイウッド:Qi10(3W)+Qi4D(7W)


- 3WはQi10を継続 → ドライバーと同じシリーズで統一し、振り感のブレをなくす
- 7WはQi4D採用 → ラフからの脱出やロングPar3での使用を想定した、コース攻略のための専用クラブ
- Ventus Blackシリーズで 3 本統一 → シャフトシリーズを揃えることで振り感のばらつきを排除

ドライバー・3W・7WでVentus Blackシリーズに統一しているのは、ウッド類の振り感を揃えるための工夫だよ。アマチュアでも「ウッドのシャフトを同じシリーズで揃える」だけで、クラブ間の距離感が安定してスコアアップに直結することがある。7Wはラフからの脱出力が高く、コース戦略の幅が広がる 1 本としてシングルハンデのプレーヤーにも人気が高まっている
ユーティリティ:Srixon ZU85(3番・4番)

- テーラーメイド契約でもスリクソンUT → 自分の感覚を最優先するシェフラーらしい選択
- 3番はNSプロ モーダス3ハイブリッドX → 高弾道で240〜245ヤードを安定して運ぶ
- 4番はDGツアーイシューX100 → アイアンとの連続性を意識したシャフト選択

テーラーメイド契約でありながらUTだけスリクソンというのが、いかにシェフラーが「契約より感覚」を優先しているかを物語っている。100切りを目指す段階でも、「ブランドを揃えるべきか」という悩みに答えてくれる最高の実例だよ。UTは距離帯とラフからの抜けが重要で、自分のスイングに合うモデルを選ぶことを最優先にしてほしい
アイアン:TaylorMade P7TW(4番〜PW)

- 「TW」はタイガー・ウッズシグネチャー → 軟鉄鍛造のマッスルバックで、上級者専用の打感と操作性
- 4番からのフルセット → ロングアイアンを自在に操れる超高い技術力の証
- ダイナミックゴールド ツアーイシュー X100で統一 → 全番手同一シャフトで距離感の一貫性を確保

P7TWはタイガー・ウッズがシグネチャーを入れた本物の上級者向けモデル。一般ゴルファーには扱いが難しいが、「アイアンのシャフトを全番手で統一する」という考え方は100切りを目指すゴルファーにも必ず参考になる。ふうまもシャフトを揃えた時にアイアンの距離感のばらつきが明らかに減った体験があるよ
ウェッジ:Titleist Vokey SM8(50°・56°)+SM10 WedgeWorks(60°)

- テーラーメイド契約でもVokeyを貫く → 何年もSM8を使い続けるほどの圧倒的な信頼感
- 50°と56°はFグラインド→トッププロの中でも優しめのウェッジを使用
- 60°だけSM10 TグラインドWedgeWorks → 最新モデルのグルーブをロブウェッジに採用し、最大スピンを追求
- 全ウェッジでDG S400統一 → アイアンのX100より少し柔らかいS400でタッチを重視

SM8を長年使い続けながら 60°だけ最新のSM10に切り替えているのは、「距離感が出にくいロブウェッジこそ最新スピン性能が必要」という合理的な判断だよ。ウェッジのシャフトをアイアンと同じシリーズで揃えることで、アプローチの距離感が安定するというのはふうまも実感済み。100切りを目指す段階でこそ、ウェッジのシャフト選びを意識してみてほしい
(中古)
パター:TaylorMade Spider Tour X

- 2024年以降 16 勝すべてをこのパターで達成 → ブレード型から乗り換えたことが世界No.1への転換点
- マレット型の大きなヘッド → アドレス時の安心感とストローク中の安定性が高い
- L字ネックデザイン → フェースのスクエアセッティングが直感的にできる

シェフラーのパター変更は有名なエピソードで、スコッティキャメロンのブレードからSpider Tour Xに変えた途端に勝ちまくるようになった。パターは「慣れと信頼」が全て。ふうま自身も 20 年のゴルフ経験で何本もパターを変えてきたが、 1 本を使い続けた時期が最も安定していた。100切りを目指すゴルファーは、まず今のパターを徹底的に使いこなすことを優先してほしいよ
ボール:Titleist Pro V1

- テーラーメイド契約でもPro V1を貫く → スピンコントロールと打感への絶対的なこだわり
- 精度重視でPro V1(ソフト寄り)を選択 → 柔らかめの打感でグリーン周りのフィーリングを優先
- ボール番号 5〜 8 を選択 → ラフやブッシュでの識別を素早くするための細かい工夫

Pro V1とPro V1xの選択は、「飛距離よりコントロール」か「飛距離を優先するか」の違い。シェフラーはコントロール重視でPro V1を選んでいる。ふうまも試しにPro V1を数ラウンド使ったことがあるが、アイアンのスピン量が増えてグリーンにボールが止まりやすくなった実感があったよ。ゴルフボールを変えるだけでスコアに影響が出ることがあるので、一度試してみる価値があるよ
100切りゴルファーが参考にできる 3 つのポイント
ポイント 1:「新しい=正解」ではない(信頼できる道具を使い続ける)
世界No.1のシェフラーでも、最新モデルのQi4DドライバーをテストしてQi10に戻した。新しいクラブが自分に合わなければ旧モデルに戻す判断力こそ、スコアアップへの近道だよ。
ポイント 2:契約メーカーより自分の感覚を優先する
テーラーメイドのスタッフでも、ウェッジはVokey、ボールはPro V1、UTはスリクソンを使う。100切りゴルファーもブランドを揃えることより「自分のスイングに合うかどうか」を最優先にしてほしい。
ポイント 3:パターは変えない(勝てるパターを徹底的に使い続ける)
Spider Tour Xへの変更以降 16 勝という圧倒的な実績が示す通り、信頼できるパターを見つけたら変えない覚悟が重要。100切りを目指す段階でも、 1 本のパターを徹底的に使いこなすことが最短ルートだよ。

シェフラーのセッティングから学べる最大のポイントは「自分の感覚に正直であること」だと感じた。世界No.1でも最新モデルより旧モデルを選ぶことがある。アマチュアも「周りが使っているから」ではなく、「自分が信頼できるかどうか」でクラブを選ぶ姿勢がスコアアップへの近道になるよ
よくある質問
Q. TaylorMade Qi10ドライバーは一般ゴルファーにも使えますか?
使えます。Qi10は高MOI設計でミスに強いため、ヘッドスピード40m/s以上のゴルファーなら十分恩恵を受けられます。シェフラーが使う 8°は低すぎるので、一般ゴルファーは 10〜10.5°を選ぶのがおすすめです
Q. P7TWアイアンは100切りゴルファーに向いていますか?
向きません。P7TWはスイートスポットが極めて狭い上級者専用モデルで、100を切れていない段階ではミスが増えてスコアが悪化する可能性が高いです。同じテーラーメイドならQi5やStealth HDのような中空系の方が100切りには断然向いています
Q. Vokey SM8はSM11と比べてどちらがいいですか?
どちらも優れたウェッジですが、SM8は長年の実績と信頼感が抜群。SM11はスピン性能が向上しています。シェフラーのように「50°・56°はSM8、60°はSM10」という使い分けも一つの選択肢です。まずは試打で自分の距離感が出るモデルを選ぶことを優先してください
まとめ
- ドライバーはQi10に出戻り、「自分の感覚を最優先」という世界No.1のクラブ哲学が凝縮
- FWはQi10(3W)+Qi4D(7W)の組み合わせでコース攻略の幅を確保
- UTはスリクソンZU85を採用、テーラーメイド契約でもメーカーを混在
- アイアンはP7TWでX100シャフトに統一、番手間の一貫性を最重視
- ウェッジはVokey SM8を長年継続しつつ 60°だけSM10に更新
- パターはSpider Tour Xで 2024 年以降 16 勝という圧倒的な実績
- 100切りへの 3 大ヒント:信頼できる道具を使い続ける・感覚優先・パターは変えない

2026年マスターズでマキロイに惜しくも敗れた悔しさをシェフラーが晴らす舞台は、すぐにやってくる。そのときもこのセッティングを核に戦うはず。世界No.1の道具選びの哲学は、スコア 100 前後で悩むゴルファーにも「自分のゴルフに合うクラブを正直に選ぶ」という大切なことを教えてくれるよ
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